施工管理技士とは??
工事における技術者になるために必要な資格になります。
2級と1級があり、2級なら主任技術者、1級なら監理技術者になることが出来ます。
受験するための実務経験も必要になるため、就職して2級をまず取得し、1級をのちにチャレンジするのが一般的な流れになっています。
令和3年度(2022年度)からは少し制度が変わりました。
これまでは学科試験と実地試験の2つに合格して初めて施工管理技士と名乗れたのですが、
学科試験 → 1次検定
実地試験 → 2次検定
に改正されました。
さらに1次検定のみ合格、2次検定は不合格でも『技士補』という称号が付与されます。
施工管理技士の種類
検定種目 | 指定試験機関(問合せ・申込先) |
土木施工管理 | (一財)全国建設研修センター |
https://www.jctc.jp/ | |
建築施工管理 | (一財)建設業振興基金 |
https://www.kensetsu-kikin.or.jp/ | |
電気工事施工管理 | (一財)建設業振興基金 |
https://www.kensetsu-kikin.or.jp/ | |
管工事施工管理 | (一財)全国建設研修センター |
https://www.jctc.jp/ | |
造園施工管理 | (一財)全国建設研修センター |
https://www.jctc.jp/ | |
建設機械施工管理 | (一社)日本建設機械施工協会 |
https://jcmanet.or.jp/ | |
電気通信工事施工管理 | (一財)全国建設研修センター |
https://www.jctc.jp/ |
たくさん種類があります。
電気通信は技術者の減少問題を解決するため、最近資格制度が出来ました。
電気、管、電気通信は『工事』が資格名に入っているのですが、それ以外はありません。
間違って記憶されている人が多いですが、なぜ?かは私も知りません(笑)
合格難易度
合格率は
- 1級管工事施工管理技士(令和2年度)35パーセント
- 2級管工事施工管理技士(令和2年度)43パーセント
- 1級土木施工管理技士(令和2年度)31パーセント
- 2級土木施工管理技士(令和2年度)42パーセント
という感じで、年度や業種によって毎年上下しています。
国家資格ですし、勉強せず経験だけでは合格は難しいでしょうが、そこまで難易度が高いとは言えないですかね。
学習方法
学科試験と実地試験に分かれていた時の勉強方法です。
今でもこの方法で合格出来ると思います。
学科試験
とにかく過去問をひたすらやりました。
5年とか10年分の過去問集、解説集が書店などで販売されています。
これを2巡繰り返し解きます。
択一式問題ですし、大半は過去問から出ますので、読んでるだけでも頭に入ってきます。
実地試験
試験対策講習を受講しました。
経験記述がメインですが、いくらベテランで技術があってもやはり「試験」のための学習が必要です。
こつというか、ポイントを押さえないといけません。
講習は各都道府県でやっているわけではありませんし、平日だったりします。
費用も安くはなく、交通費もかかりますが、1発合格するためには是非ご自身に投資してください。
建設業関係で必要な資格は施工管理技士以外にも多くあります。
若いうちに一つでも多くチャレンジしてみてください。
私のような中年になると、集中力も記憶力も衰える一方です。(笑)
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